- 生理について
- 月経カップとは
- 月経カップの一般的なメリット・デメリット
- メリット
- デメリット
- 月経カップの使用方法
- 自分に合ったサイズの選び方
- 月経カップの装着方法
- 月経カップのはずし方
- 月経カップのメンテナンス方法
- 月経カップを実際に使用した感想
- まとめ
こんにちは、ヨメキーゥイです。
今回は、今話題の月経カップを5日間使用してみた感想を記したいと思います。
赤ちゃんを迎えるための準備とはいえ、毎月の生理はストレスだよね・・・
「生理時のストレスを軽減させたい!」
と色々な情報を調べているうちに、月経カップにたどり着きました。
まずは生理について、さらっとおさらいしましょう。
生理について
女性は10〜14歳頃に初潮を迎え、それ以降は約25〜38週おきに生理が来るとされています。
経血量は「小さいナプキンにうっすら付く程度」「夜用ナプキン+タンポンを入れておかないと漏れる」など人によって様々。
症状も腹痛・頭痛・吐き気・眠気・貧血によるめまいなど、酷い方は1日動けないこともあります。
私の場合は開始が遅く、14歳(中3)で初潮を迎えました。
経血量はおそらく多い方です。
(出血1回でナプキンを変えないと漏れる…)
症状は多少の腹痛と、眠気がある程度です。
学生時代はずっとスポーツをしていたので、生理がきた日は憂鬱でした。
私服やユニフォームを経血で汚してしまうことも多々ありました。
大学生の頃から産婦人科に通いはじめ、自分に合った適切な薬を飲むことで経血量が減少し、症状も軽くなりました。
余談ですが、生理不順や症状が重い方はぜひ産婦人科の受診をおすすめします。
内診が怖い、恥ずかしいと感じる方もいらっしゃると思いますが、初めだけです。
医師や看護師も見慣れているので、受診する側が思っているほど、何とも思われません。
生理の症状が軽減されれば、毎月訪れる生理時のストレスも軽減されます。
普段の生活では気づかないような病気、不妊についても明らかになることがありますので
年齢問わず、生理が始まっている方は産婦人科を受診するようにしましょう。
前置きが長くなりましたが、ここから本題に入りましょう。
月経カップとは
月経カップ(サニタリーカップとも言います)とは、簡単にいうと “生理時、膣内に直接挿入し経血を受け止めるシリコン製のカップ” です。
欧米ではかなりメジャーなアイテムで、様々な大きさ・色・形のものが販売されています。
最近になって、有名人がYouTubeにレビュー動画をアップしたり、インターネットにも様々な記事がアップされるようになり、日本でもメジャーになりつつあります。
日本の月経カップメーカーも増えてきました。
月経カップの一般的なメリット・デメリット
一般的に言われているメリットとデメリットをご紹介。
一般的なメリット
- 独特な臭いが軽減される
- 肌トラブルの軽減
- 経済的である
- エコである
一般的なデメリット
- 高価である
- 交換が容易でない
- 排尿・排便時の不安
- メンテナンスが面倒
様々な意見がありますが、この記事の最後に実際に使用して感じたリアルな感想をお話ししたいと思います。
月経カップの使用方法
私が購入したのはこちら。
株式会社ガポさんの「Nopra cup(ノプラカップ)」です。
こちらの商品はmade in Chinaですが、日本企画の製品で公式ページの説明も日本語。
素材も医療用シリコンを使用しているそうなので、信用できるかなと思い購入しました。
また価格も安すぎず・高すぎずで、手に取りやすい商品です。
ステム部分がリングになっていて、取り出しやすい商品もあります。
リングタイプは異物感が気になりそうだったので、私はボールタイプを選択しました。
自分に合ったサイズの選び方
自分に合ったサイズの選定ですが、公式サイト参考にしました。
私は年齢30代、身長155cm、出産回数1回、経血量は多いタイプです。
初めての使用なのでMサイズと迷いましたが、自身の経血量の多さから、今回はボールタイプのLサイズを購入。
商品が到着した日に生理が来たので、早速使用!
「滅菌処理済み」と記載がありますが、一応煮沸消毒してから使用しました。
煮沸消毒方法:耐熱容器に水を入れ、レンジで(500Wで5分、600W 4分)加熱
別売で専用容器も販売されています。
こちらは電子レンジでの煮沸消毒用カップと、布ナプキンも付いたセットです。
きちんと挿入できていれば、布ナプキンでも十分な量しか漏れてきません。
月経カップの装着方法
月経カップの使用にあたって注意点があります。
- 休みの日に行う
- しっかりと爪を切り、ヤスリをかける
- お風呂場で練習する
装着に慣れるには練習が必要です。
最初から出先のお手洗いで…というのはお勧めしません。
不慣れな事と焦りもあり、落下させてしまう可能性もあります。
きちんと入れられていなければ、経血が漏れてくることもあります。
時間に余裕があって、経過観察ができる休日に行いましょう。
私の場合、違和感なく挿入できるようになるまでに5回はチャレンジしました。
(爪が伸びていると、結構痛いです…汗)
それではいよいよ月経カップの挿入方法です。
- 爪を切ってやすりをかける
- 爪が長いと膣内を傷つけたり、痛みが出る可能性があります。しっかりと整えましょう。
- きれいに手を洗う
- 菌やウイルス感染を予防しましょう。
- 片足を椅子に乗せ、中腰になる
- 転倒しないようご注意ください。
- カップを折りたたみ、ゆっくりと膣に挿入
- このときなるべく力を抜きましょう。
- カップを広げる
- 奥まで入れる手前でクルクル回しながら広げます。
- 中指の第二関節あたりまでゆっくりと挿入
- 自分に合った位置を模索してください。
カップの畳み方は、先をなるべく細くした”つぼみ型”での挿入が一番スムーズでした。
しかし挿入後にカップを開く作業は、C型が一番容易だったように感じます。
(ご自身に合う方法を試してみてくださいね)
挿入のコツは、思っているよりも後ろ(肛門)側に押し込むことです。
深さは、中指の第二関節あたりまで挿入しました。
「そんなに深く入れて大丈夫!?」「取れなくなるのでは?」
と感じるかもしれませんが、少しいきめばステム部分が下に降りてくるので、ちゃんと抜けます。
装着方法については以上です。
挿入が浅いと、椅子に座った時の違和感や多少の痛みが出ましたので、思っているよりも奥に挿入するようにしました。しっかり入れると異物感皆無です!(最悪取れなくなった場合は、産婦人科に行けば簡単に取り出してもらえます…汗)
月経カップのはずし方
公式サイトでは「最長8時間」と記載がありましたが、漏れてこないので20時間程度入れっぱなしにしてみました。
(初めてでほぼ1日入れっぱなしって…笑)
あくまでも自己責任でお願いします。
カップの外し方は以下の通りです。
- 挿入時と同じく爪のお手入れをする。
- きれいに手を洗う
- お風呂で片足を椅子に乗せる
- ゆっくりと指を挿入し、ステム部分を片手で掴む
- 届かない場合は、少しいきむとステム部分が降りてきます。
- ゆっくりと引き抜き、もう片方の手でも掴める位置まで引き抜く
- カップの底部分を潰すように掴む
- ステムへのダメージを防ぎます。
- そのままゆっくりとカップを潰すようにしながら、最後まで引き抜く
元々、経血量が多い為覚悟していたのですが、溜まっていた量は案外少量でした。
Lサイズは1カップ30ミリですが、1カップ弱でした。
それでもこの量を一気に流すと気持ち悪いです…汗
連続で使用する場合は水洗いし、低刺激の石鹸で洗浄後そのまま再度挿入しました。
(気になる方は都度煮沸消毒してください。)
月経カップのメンテナンス方法
メーカーにもよりますが、一般的には生理が始まって1回目の使用時と生理が終了し保管する前の煮沸消毒が推奨されています(ミルトン等を使用しての消毒は、メーカーによっては使用が禁止されていますのでお気をつけください)。
私の場合は生理が開始した1回目と、生理が終わって保管する時に煮沸消毒し、100均で購入したタッパーに保管しています。
付属のポーチを使用する場合は、糸くずやホコリが付くのでポーチを洗濯してからの使用をお勧めします。
電子レンジでの消毒用カップがセットになったタイプも販売されていますので、チェックしてみてください。
月経カップを実際に使用した感想
実際に5日間使用してみた感想を一言で言うと…
「もう手放せない!」
です(笑
ナプキンのような肌ストレスがなく、何度でも使えてエコですし、タンポンのように排尿排便時のヒモ問題もありません。もちろん装着中は臭いもありません。
排尿排便時も全く気になりませんでした。
(思いっきりいきめば出てくることがあるのかな?要検証です!!)
経血量が多い方の私でも20時間程度漏れず、入浴時のみの洗浄で十分でした。
メンテナンスもレンチンのみ。
数々のユーザーさんがお勧めしている理由がよくわかりました。
ただひとつ気になることがあるとすれば、月経カップ自体に多少、経血独特の臭いがついてしまうことです。
ある程度仕方ないことですが、これがなければもっと最高だなと感じます。
価格に関しては最近安価なものも販売されるようになってきています。
日本でも、今後は月経カップを使用する女性が増加し、より良い製品が出てくることでしょう。
まとめ
今回は「怖い?話題の”月経カップ”を初体験。サイズの選び方・使い方・メンテナンス方法」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
確かに初めは “異物の挿入” に恐怖を感じますし装着が難しいですが、慣れれば本当に快適です!
(もっと早く出逢いたかったです(T_T))
生理は閉経まで毎月訪れることです。
旅行・スポーツ・思春期・家事・育児・仕事…
全ての女性の不安やストレスを軽減させ、明るく前向きな生活が送れるよう、今後も情報を発信していきます。
お楽しみに(^^)